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ガンコ山通信 ローテク建築研究隊長
ナガムラ
アズマヤな風景 アフリカからガンコ山 V
さて、人間も自然の一部なのだと言われても都会に暮らす者にはピンとこない。
あの時もジュラ族の村の撮影を終えて帰路につき首都のビル群が見えてきたとき
「ああよかった」と心底思ったもんだ。私のような軟弱な都会人には人間も自然の一部と
いったって、1万4千キロ彼方のジャングルに住むジュラ族の人たちや辺境の人々の話
だと思っていた。日本の喧噪の中に戻れば尚更だ。がしかし、このところ状況が
変わってきた。
ガンコ山でツリーハウス建設労働者として山中で汗を流して(春には鼻水も流して)から
はや一年、自然の一部説は少しづつ身近な感覚となってきた。
今回の東屋建設にはローテク建築の研究という大義名分があるのだが、東屋を作り
ながら、その根っこにはアフリカでの体験が大いに影響していることに気付いた。
その東屋が完成し南房総の山中にアフリカの風景が蘇る。後はそこに囲炉裏を作り火に
あたりながらアンニュイな森の時間に浸りたいと思っている。
ただし砂糖ドバドバ紅茶じゃなくビールでも飲みながら。
おわり

日本のアズマヤから愛宕山の稜線を臨む